2014-04-02-00-07-44


この前は、僕が「なぜ教育に興味をもったのか?」ということについて簡単に書いてみた。

次はこの「教育」というテーマからどうやって「島根」に繋がったのかだ。

「教育」と「島根」をつなぐにはもうひとつのキーワードがある。

それは、「コミュニティ」だ。

僕は身の回りの若い子の考え方や生き方を見て、とても窮屈に感じていた。何かを伺いながら生活をし、ときには怯えながら生きている。そして、そのことに対して危機感さえも覚えた。

そして、少なからず自分もその一員であることも充分に感じていた。

僕らはなんでそんなに窮屈な思いをしているのだろうか?その問いに対して、ふたつの仮定を立てたのは前述したとおりだ。

じゃあ、これからどうして行けばいいのだろうか?小手先の小細工でどうにかできる様な問題ではないことは明らかだった。

しかし、だからといって教育委員会や行政に頼っていたら何十年経っても解決されることはないんじゃないかとも思った。

根本的な問題は何なのだろうか。

そこで、僕はさらに3つのキーワードに注目した。

「多様性」
「経験」
「健康」

この3つだ。

全て解説して行きたいところだが、それではなかなか前に進まないので、細かいところはまたどこかでするとして、この3つのキーワードにとって必要なもの、そして見直さなければならないものは、「コミュニティ」なんじゃないかという結論に僕の考えは行き着いた。


「多様性が認められるコミュニティ」
「経験、体験が豊富にできるコミュニティ」
「心身ともに健康的に過ごせるコミュニティ」


完全に専門性のない持論だが、この3つの充実があれば、人は幸せに生きていけるんじゃないかという答えに行きついた。

だったら、そういうコミュニティを実現させたい。「日本の教育を変えたい!」「日本のコミュニティのあり方を変えたい!」とまでは言わないけど、そんな居場所を必要としている人のよりどころにくらいはなりたい。そう思った。

それから、僕はコミュニティデザインについての書籍を読んだり、子供と関わることが出来るNPOにボランティアとして参加したり、教育についてはさらに興味を深めて行った。健康については、もともと健康ヲタだったので、特に苦労せずに知識を身につけることが出来た。

そうやって書籍やネットでの情報に触れたり、いろんな人の話を聞いているうちに、「誰もが気軽に集まれる居場所を作りたい」という思いが強くなっていた。

その思いをさらに強くしたのが、まだ記憶に新しい東京都知事選だったりもする。僕は、突如おじいちゃん候補者達の中をかき分けて現れた、家入一真候補のボランティアとして、それほど力にはなれなかったが参加させてもらうことにした。

家入さんがかかげていた「僕らの居場所」と、僕の考える「居場所」が非常に近いものだったからだ。

自分を認めてもらえる居場所があれば、好きなことを好きなだけ経験出来る居場所があれば、心身ともに健全でいれる居場所があれば、もっと僕らは生きやすくなるんじゃないだろうか。

きっと家入さんも、僕と同じようなことを考えているはずだ。

誰でも気軽に出入りができて、ゆるいコミュニティがあって、ワークショップなどの体験も出来る居場所。次世代集会場みたいなものを作りたい。その思いはどんどん強くなっていった。

今回はここまで。

僕が島根と出会うのは、あと、もう少しだ。