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カテゴリ: ヒッチハイク(シェア・ヒッチ)



みなさん、おはようございます。東京から島根にヒッチハイクでやってきた、渡辺です。

島根にやってきてもうすぐ一ヶ月たちますが、僕は東京から島根に来る際に、広島までヒッチハイクでやってきました。


【help!】島根への道中、広島までのシェア・ヒッチのご協力を! #シェアヒッチ : 僕が東京から、最も遠い町に来た理由。


そしたら、なぜかいろんなひとに「ヒッチハイクの人!」という情報が伝わっていて、コミュニケーションが円滑に行くという不思議な経験をしたんですね。「ヒッチハイクの人!」というのは、インパクトがあって便利なキャッチフレーズになっているようです。

ということで、これから地方移住を考えている人は、ぜひともヒッチハイクでの移住をオススメします!


A Welshman who hitchhiked his way round the world / LlGC ~ NLW



「ヒッチハイクの人だ!」と覚えてもらえる。

地方に移住する場合、知らない土地で知らない人とコミュニケーションを取っていくことになるので、とにかく自分のことに興味を持ってもらい覚えてもらえることが大切です。

そんなときに「ヒッチハイクの人」というキャッチフレーズがあるだけで、簡単に覚えてくれます。インパクトは強いですから、一躍有名人に慣れること間違い無しです。

しかも、必ず「ヒッチハイクどうだった?」「どんな人が乗せてくれるの?」と興味を持っていろいろと聞いてきてくれるので、初めましてのコミュニケーションに困りません。

コミュニティーに入り込むための円滑油として、ヒッチハイクの効果は絶大なのです。


地方は噂が広がるのが早い。

島根に来て思ったのが、噂が広がるのが早いなということ。自分の知らないところで、自分の情報がどんどん伝わっていきます。

初めましての人に「東京から移住してきた渡辺です。」ということを伝えると、「あー、ヒッチハイクの人!」というように返ってくる率にはビックリしましたね。出会った6割くらいの人は知っていたんじゃないでしょうか。

噂が広がるのが早いということは「悪い噂」も広がってしまう可能性もありますが、「良い噂」「面白い噂」ならばどんどん広げてもらいたいですね。


Facebookでの繋がりが濃い。

もう一つ島根に来て思ったのが、意外とSNSの繋がりが濃いんですよね。特にFacebook。世間が狭いので、初めましてでも共通の友達が必ずいます。

僕がヒッチハイクをしてくるときは「シェアヒッチ」と題して、Facebookで情報共有しながら島根にやってきたので、その様子がFacebookでところかまわず広がって、僕の知名度が上がったんだなと感じられます。

なので、移住する前に全く誰とも知らない状況なのではなく、事前に誰か地域の中で顔が広い人と繋がっておくことをオススメします。

たとえば、オシャレな飲み屋のオーナーとか、Iターンで農家とカフェをやっている人とか、今はそういう人たちが面白いことをやり初めているのが地方ですから、観光に行ったついでに「移住しようと思っている」と伝えて友達になっておきましょう。


地方で新しいことをしようとしているなら、迷わずヒッチハイクをして情報発信するべし!

ヒッチハイクのパワーは絶大です。この前は隣町の人にも言われたくらいですからね。もしかしたら、島根の人たちが特別「面白い物好き」なのかもしれませんが、それでも「面白い人」には「面白い人」が集まってくるので、これから何か新しいこと、面白いことを始めようとしている人にとって、そうやって集まってきてくれる人は力を貸してくれるでしょう。

なにがなんでも、地方では人間関係が全てだと思うので、本当に気合いを入れて地方に行くつもりなら、更なる気合いでヒッチハイクをしてみましょう!きっと楽しい旅になること間違いないですよ!

ちなみに、僕のヒッチハイクの感想をまとめたものがあるので、もし「ヒッチハイクやったるで!」という方がいらっしゃいましたら、参考にしてもらえると嬉しいです!


ヒッチハイク初体験の僕が、東京から広島までヒッチハイクで行って学んだヒッチハイク術。 : 僕が東京から、最も遠い町に来た理由。


あでゅ。


先週、東京から島根に移住して来たという話は何度何度もしていますが、交通手段は、東京から広島まではヒッチハイクで行くことにしました。

とにかくこれから面白いことをやろうと思って島根に行くのに、普通に高速バスで行ってもつまらんだろうという理由で、ヒッチハイク未経験にも関わらず無謀にも出発したわけです。

6月10日の19時に出発をして、到着が6月12日の11時半頃。かかった時間は、およそ40時間ですね。思ったよりも早くついたなという印象でした。

今回、初めてだったということもあり学んだことが沢山ありました。「これからヒッチハイクやったるで!」という強者たちのために、初心者ならではの新鮮なヒッチハイク術をお届けしたいと思います。


■ 声をかけるより、ボートを持つべし!

ヒッチハイク弱者であり、思い切ったことをするわりには結構ビビリな僕がグーグル先生で情報を集めたところ、「ヒッチハイクはボードヒッチよりも、ノックヒッチの方が乗せてもらえる確立が高い」ということがわかりました。

ボードヒッチというのは、「名古屋方面!」というように目的地をダンボールやスケッチブックに書いてひたすら泊まってくれる車を待つというスタイル。

ノックヒッチというのは、停まっている車にノックをして直接ドライバーに交渉するというスタイルで車に乗せてもらうという、ヒッチハイクのやり方です。

ノックヒッチのほうが精神面でのハードルが高いぶん、直接交渉できるので停まってくれる可能性が高いというのはなんとなくイメージ出来たので、初めはノックヒッチをメインで声をかけていました。

が、しかし。結果的に、僕のノックヒッチの乗車率はかなり低い数値となったのです。残念ながら、時には4時間ほど声をかけても全く乗せてもらえないこともありました。。

僕が今回東京から広島までヒッチハイクをして、停まってくれた車は計8台。その内、ノックヒッチで停まってくれた車は2台だけでした。(声の掛け方が悪かったのかもしれないですが…。)

とにかく、停まってくれる確立はボードヒッチのほうが高いということが分かったので、後半は後述するトラックに乗せてもらうとき以外はボードヒッチで乗せてもらっていました!

最後、広島駅から一番近いSAから乗せてもらうときなんか、ボードを持ってからなんと一台目で停まってくれるという奇跡。「ボードってすげえな!」と思える経験でした。

ヒッチハイクはボードに始まりボードに終わる!


■ 真っ先にSAマップをゲットすべし!

下道から、ボードヒッチで高速に載ることが出来たら、ひとまず行けるところまで行って、SAで降ろしてもらいましょう。

車に乗っていない人は、SAとPAの差が分からないかもしれませんが、SAはコンビニやレストランがある場所、PAはパーキングとトイレくらいしかないような場所です。

当たり前ですが、SAの方が立ち寄る人が多いので、次の車をつかまえるためにSAで降ろしてもらうということですね。

さて、ここでゲットしておきたいのが、SAが書いてあるマップです。

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こちらの写真は、僕が大阪を抜けて山陰地方に入るときにSAでゲットした「遊悠・West」というフリーペーパー情報誌。ここに高速道路のガイドマップもついています。

ちなみに、東日本の高速道路事情は何となく分かっていたので、西日本のものしか手元にありません。

SAの名前や場所を把握していると何が良いのかというと、例えば名古屋付近で乗せてもらった車のドライバーに「淡路のほうまで行くよー。」と言われたときに、「じゃあ、大津SAまでお願いします!」とマップを見て判断できるということ。

特に、東京や大阪の環状線にはSAが無いので、その手前で確実に降ろしてもらう必要があります。「降ろしてもらう場所をどこにするのか?」を見極めるのが、このヒッチハイクの難しさであり、ゲーム的な要素だなと思いました。

SAについたら、すぐゲットしましょう!


■ 夜中は大人しく、寝るべし!

「夜中はトラックドライバーをつかまえろ!」と書いてある記事も多いんですが、やっぱりトラックの威圧感って半端ないです。声をかけるのも至難の業です。

ノックヒッチで声をかけるにしても、夜のSAでのトラックは寝床と化しているので、なかなかタイミングが難しいんですよね。暗いので、相手からこっちも見えにくいですし。

なので、僕は夜中のヒッチハイクは諦めて寝ることにしました。

大きなSAでは、お店も開いているところもあるので、ゆっくり休みましょう。僕は日中はほぼ休み無くヒッチハイクをしていたため、2日目の夜は非常に疲れていました。「いつ乗せてもらえるか分からない」という状況でヒッチハイクをしているので、ついつい休むタイミングを逃してしまうんですよね。

なので、夜、ボードヒッチが出来ないときは、潔く休むのも良いんじゃないかと思います。

ちなみに、僕が2日目の夜に滞在していた滋賀の大津SAは、めっちゃデカくてキレイで、ショッピングモールのようなところだったので、かなり快適な時間を過ごせました!

夜は潔く寝て、次の日に備えましょう!


■ トラックを捕まえるなら、ドライバーが降りて来たところを狙うべし!

夜は潔く寝るほうが良いとは言っても、ずっと寝ているわけには行きません。一般車がSAに入ってきてザワついてくるのは、お昼頃なので、さすがにそれまで滞在しているのも時間がもったいないです。

なので、夜が明ける頃にはトラックの運ちゃんに声をかけてみましょう。

狙い所は、新たにSAに入って来たトラックのナンバーを見て、目的方面のナンバーだったら、降りてくるところを出待ちすること。

朝方SAに入ってくるトラックは、寝に来るというよりは、コンビニでちょっとしたご飯を買ったり、トイレに立ち寄ることが多いようです。

用を済ませに降りて来たところに、すかさず声をかけましょう。

「○○方面に行きたくてヒッチハイクしてるんですけど、乗せてもらえませんか?」

と出来るだけ印象良く、単刀直入に声をかけましょう。相手のためにもやり取りは短いほうがいいので、「○○方面行きますか?」という質問はしません。

もし別の方向に行く車だとしたら、「そっちのほうは行かないんだよね〜」というように断られるので、わざわざ聞かなくてもいいってことですね。

ここで意識したいのが、やっぱり印象です。

なぜかというと、基本的に今のトラックって乗せてもらえないんですよ。意外だと思われる方もいると思いますが、会社から「同乗させるな」と厳しく言われていることが多いみたいなんです。(保険も一人分しか入っていないようです)

「普通」は乗せてもらえないということを頭に入れておきましょう。

ということは「それでも乗せてもらえるような人」にならないと、わざわざ乗せてもらえないんですよね。そのために、さわやかな笑顔を作る練習をしておいたほうがいいかもしれません。

朝方になったら、さわやかに声をかけましょう!


■ 欲を捨て、確実なSAで降ろしてもらうべし!

先述した、マップのところでも書きましたが、高速道路上でのヒッチハイクでは「どのSAで降りるのか?」がとても重要です。

特に分岐点がある場合は注意しておかないといけません。僕は今回のヒッチハイクで、2回ほど降りるSAをミスりました。

名古屋から大阪方面に向かうとき、トラックの運ちゃんだったので「プロに任せておこう」と、「大阪を越えて広島まで行きます」ということだけ伝え、降りるSAはお任せにすることにしました。

そして、降ろしてもらったSAは「亀山SA」、これが失敗だったんですよね。

亀山SAは伊勢自動車道へ行く車が多く入ってくるSAです。いちおう大阪方面にも行けなくはないのですが、かなり分が悪い場所だったんです。

だったら、新名神に行くための分岐点である亀山JCTの手前にある、御在所SAで降ろしてもらえば良かったんです。

もう一つのミスは、奈良から大阪方面を抜けるときに、「吹田SA」に行ってしまったこと。これまた分岐点を行き過ぎてしまったんですよね。

この吹田SAから、広島方面に行く山陽自動車道に行く車は、まずいないということが吹田についてから分かりました。どうしようかと立ち往生した結果、一度滋賀の大津SAまで戻るということを選んだのでした。(文字だと分かりにくいと思うので、ぜひ地図を見てみてください!)

こんなことになったのも、「少しでも遠くに行こう」と欲をだしたばっかりに起こったミスです。どこまで行けるかが重要ではなく、どこに降ろしてもらうかが重要だということを覚えておいてください。

少しでも前に進みたい気持ちを抑え、確実なSAで降りましょう!

***

というわけで、ヒッチハイク初心者の僕が学んだ、ヒッチハイク術でした!ヒッチハイクをしたときの様子もブログに残していますので、ぜひ参考にしてみてください。


【help!】島根への道中、広島までのシェア・ヒッチのご協力を! #シェアヒッチ : 僕が東京から、最も遠い町に来た理由。

シェア・ヒッチ実施中!只今、刈谷ハイウェイオアシスに到着! #シェアヒッチ 1日目 : 僕が東京から、最も遠い町に来た理由。

シェア・ヒッチ実施終了!ついに目的地、広島駅に到着! #シェアヒッチ 3日目 : 僕が東京から、最も遠い町に来た理由。


ヒッチハイクの旅は正直大変でした。4時間もSAで立ち往生したときには、「ここから出れるのか?」と不安になることもありました。でも、意外と乗せてくれる人はいるものです。

しかも、皆さん優しい人ばかりでした。

僕の場合は運が良かったのかもしれませんが、これからも連絡をとらせてもらいたいなと思える出会いもありました。この経験は財産になったなと胸を張って言うことが出来ます!

だから、ぜひヒッチハイクをやろうとして不安な気持ちでいる人が、この記事を読んで「よし、やったろう!」と、前を向くことが出来たら嬉しいです。あなたのヒッチハイクが楽しい旅になることを祈っています!

もし、助言が必要なら、連絡ください!応援します!

Twitter|@sattsu32
Line |sattsu32

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無事、時間内に目的地の広島駅に到着しましたー!

いえーい、ぱちぱちぱち。

2日目の進まなさ具合には本当に焦りましたが、3日目は大胆にスムーズに進むことが出来まして、予定よりもかなり早く目的地に到着することが出来ました!


■ 運命のリスタート。

2日目、なんとか神戸付近まで行ったものの、降ろしてもらうところをミスってしまったため、滋賀の大津SAまで戻ることに。賭けではあったのですが、この選択が結果的には功を奏することになりました。


シェア・ヒッチ実施中!只今、大津SAに到着! #シェアヒッチ : 僕が東京から、最も遠い町に行く理由。


運命のリスタートの地点となった大津SAの下り線には車両がそれほど集まっておらず、停まっている車両も仮眠モードに入っていたため、ヒッチハイクを開始するのはドライバーさんの様子を見ながら、明け方を目安にすることにしました。

そのあいだ、大津SAを探索。


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りっぱな建物です。


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展望デッキへ。


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がーん。


施設内がほとんど貸し切り状態だったので、くつろぎまくりました。2時間ほど仮眠。

深夜〜朝方のヒッチハイクはトラックに標準を絞り、アタックすることにしました。しかし、なかなか山陽道方面に行くトラックがつかまらず。名古屋、滋賀、京都から大阪や神戸あたりに行く車両が多かったですね。

大阪は、いろんな方面への分岐点となるため、ヒッチハイカーにとっては難所なんじゃないでしょうか。雨も降っていたのと、心体ともに疲れがピークでもあったので、すでに寝に入っているトラックはシカトして、新規で入ってくるトラックの運ちゃんに声をかけることにしました。

空が薄紫に明けて来た頃。しばらくすると「ブルルゥゥゥン」と姫路ナンバーのトラックが入ってくるじゃないですか。これはチャンス。精一杯誠実に見えるように声をかけました。


 僕『ヒッチハイクで旅をしているんですけど、山陽道って通りますか?』

 運「ん?どこ行きたいの?」

 僕『最終的には広島に行きたいので、ひとまず山陽道に乗りたいんですよね。』

 運「ああ、山陽通るよ。乗っても良いけど、ちょっと待っててな。」

 僕『まじっすか!はい!ぜんぜんいくらでも!』


ということで、SA内にマックを購入しに行った運ちゃんを待ち、無事に山陽道に乗れることになったのでした!名古屋→大阪はかなり苦労したので、これは本当に嬉しかったですね。本当に声かけて良かった。

と、ほっとしていたのですが、それだけでは終わりませんでした。


 僕『どこまで行くんですか?姫路に戻られるんですか?』

と聞いてみると...

 運「ああ、このナンバーわけあって違うのよ。これから九州に戻るよ。」


ん?九州?ということは…?


 僕『広島、通りますよね?』

 運「ああ、そうだな。」


いやっひーーーーーーー!!!
まじっすか!!!

なんと、滋賀から広島に直行で行けてしまうことになったのです。スタートの東京〜豊田といい、今回といい、初めと終わりが良ければ全て良しとはこのことですよ。本当に。

本当に本当に感謝感激。

道中、運ちゃんは仲間と電話で話していたので、あまりじっくり会話をすることは出来なかったのですが、広島に入ったあたりで「いやぁな」と話を切り出してくれました。


 運「これからいろんなことがあると思うけどな、まぁがんばってくれよ。何があってもメゲナイことだな。」

 僕『そうですよね〜。』

 運「俺は結構テキトーだからよ、何かあっても気にしないようにしてるんだよな。だから、嫌になったことなんてひとつもないよ」

 僕『そうなんですか〜。』

 運「だって悩んだって仕方ないじゃない?答えなんて無いんだから。」

 僕『普通だったら悩むようなことがあったときは、どうしてるんですか?』

 運「仕方ないって思うようにしてる。仕方ない、今回はそういうもんだったんだなって。」


そうっすね、僕もそう思います。そして続けて...


 運「仕事なんかのために命落とすことなんてないしな。まぁ食っていけるように頑張れよ!」


なんて優しいお言葉。見た目イカツイけど優しい人なんだぁと思いました。またどこかで見つけてもらえるように頑張るということを約束し、広島市内から一番近いSAである小谷SAで降ろしてもらいました。


■ 奇跡のボードパワー発動。

ヒッチハイクもおそらく残り1回。ヒッチハイク初挑戦の僕にとって、思い返せば長い長い旅だった。ひとまずコーヒーを買い休憩。ここ2日間まともに寝てなかったので、気が緩むとダメなんす。

さっきまでの天気が嘘のように日差しが照りだし、気持ちよくなったのでベンチで横になってました。

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自衛隊の人、乗せてくれないかな。
 

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とか思いつつ、ボードを最新版に書き換える。ボード制作も手慣れたもの。


もう直接声をかけるのは逆に効果的ではないということが分かったので、SA出口のほうへ。ガソスタの前でスタンバイ。朝だったこともあり、車は少なめ。なかなか車が通らないなぁ〜とか思いつつ、一台の車が近づいて来たのでボードを掲げる。

そして、通過。

と思って、後ろ姿を見送っていると、出口には向かわずにもう一周パーキングのほうへ入っていった。


『おや?もしや?』


戻って来た車は、僕の前でとまる。


「広島?目的地一緒だからいいで!」


ボード神!!!!もしかしたら僕は、ヒッチハイクボードを書く才能があるのかもしれない。と思わざるを得ないくらいの奇跡。

しかも、その人は先日僕のブログを紹介してくれたイケハヤさんが移住を決めた高知から来たとのこと。人材派遣会社で勤めているらしく、打ち合わせのために広島市内に行くとのこと。

30代で、高知の地で人材派遣会社としても新しい試みをしようとしているということで、かなり話が盛り上がりました。

島根のことや高知のこと、お金や仕事の価値観のこと、会社と従業員の関係性のことなどいろいろ。市内に行く短い時間だったので、もっとじっくりと話したかったこともあり、名刺をいただいて駅付近で降ろしてもらいました。

そして、お互いどこかでまた見つけられるようになることを誓い、お別れをしました。


ついに着いた。

広島駅までてくてく。


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広島駅ーーーー!


ついにこの3日間のヒッチハイクの旅が終了を迎えました!本当に途中どうなることかと思いましたが、乗せていただいたドライバーの方々、そしてSNSで応援してくれた皆さんの優しさと協力のおかげで、無事に予定通りに広島へ到着することが出来ました!


■ 人生は楽しみ方次第!

高速バスを使えば1/3の時間、飛行機を使えば1/6の時間で目的地に到着したであろうこの旅。

でも、このヒッチハイクの旅が無かったら、今回お世話になったドライバーの皆さんとは会うことは無かったし、皆さんにTwitterやFacebookを通して注目してもらえることも無かったでしょう。

ましてや、イケダハヤトさんとも絡めることも無かったでしょうし、少しでも周りの人を巻き込むことが出来た旅になったんじゃないかと思います。

皆さん、このシェア・ヒッチの目的は覚えているでしょうか?


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残念ながら、シェア・ヒッチを通じてドライバーの人と繋がることは出来ませんでしたが、僕のシェア・ヒッチを通じて、皆さんが少しでも「楽しく」「前向きな気持ち」になれていたら幸いです。

それでは皆さん、僕の島根移住はまだ始まっていません!これからがスタートです!人生は楽しみ方次第!

ぜひ、注目しておいてくださいね!


東京から広島までのヒッチハイク2日目。余裕感たっぷりだった初日とは一転、ヒッチハイクの厳しさを知ることになりました。

【help!】島根への道中、広島までのシェア・ヒッチのご協力を! #シェアヒッチ : 僕が東京から、最も遠い町に行く理由。


■ 車を呼び止めるだけがヒッチハイクではない!

「正直、ヒッチハイクなんて所詮車を呼び止めるのが大変なだけでしょ?」と思っていましたが、そんな甘い者ではないと痛感しました。。

昨日の夜中に、東京から豊田に向かう親切な方々に刈谷ハイウェイオアシスまで連れて行ってもらえた僕は、しばらくの休憩をとった後、夜が明けるまでには出発したかったので運転手さんの方々に声をかけ始めました。

それなりに断られていましたが、それは許容範囲のレベル。しばらくすると「大阪には行かないけど、途中まで乗っけてってやるよー!」というオッチャンに出会ったので、乗せてもらうことに。

しかし、それが悲劇の始まりだったのです。。

そのオッチャンが僕を下ろす先に決めたのは、亀山SA。名古屋より西の道路事情がほとんど分からない僕は「トラックのオッチャンが言うんだから間違いないだろう」と信じきっていたのです。

亀山SAに朝方についた僕はさっさと前に進みたかったので、すぐに次の目的地への声かけを始めました。すると...これがなかなか掴まらない。。

聞く人聞く人、みんな伊勢の方へ行くと言っているじゃないですか。。大阪方面に行きたかった僕ですが、何か違和感を覚えSAに備え付けられている「SA・PAリスト」を見てみることに。

「大阪方面は…」

ぬぬ…大阪方面...この先は高速ではないぞ。。

そうです。大阪方面に行く場合は、高速道路から降りて、バイパスのような「名阪国道」という道路に進まなければならなかったのです。もう来てしまったからには、後には戻れない。(といいつつ、戻るという技も後で使うことになります…。)

新名神との分岐点である亀山JCTを伊勢のほうに来てしまった僕は、通常とおるべきルートから外れてしまったのです。もう一つ手前の御前所SAで降ろしてもらえば良かったのか…。

ヒッチハイクにこんなボードゲーム的な要素があったとは。。ヘタしたら危うく手詰まりになるところだったじゃないか。ヒッチハイク恐るべし。


■ そして、試練の始まりが。。

亀山JCTからなんとか脱出したかったのですが、結局昼前まで掴まらず。まともに寝てなかったこともありフードコートで仮眠して出直すことにしました。

昼過ぎに起きて、気を取り直してリスタート!

一人一人に声をかけていく手法を辞め、ボードを掲げるボードヒッチに切り替えました。SAの出口でボードを掲げ、スマイルを忘れずに約40分ほど。ようやく1台の車が止まってくれました。

運転手さんは、仕事が出来そうなさっぱりとしたお姉さん。仕事の電話を聞いている限り、何か物流関係の仕事をやっているっぽかった。

「なんとか大阪方面の車がつかまるところまで移動しようねー」ということで、悩んだ結果、伊賀の道の駅で再スタートすることにしました。

関西ノリのお姉さんはしばらく一緒にヒッチハイクに同行してくれ、「あの車行けるんちゃう?」「あの大阪ナンバー声かけてき!」となぜか僕を指示する側にまわるという面白い事態になりましたが、結局すぐには掴まらず。そのお姉さんとはお別れをし、あとは一人で頑張ることにしました。

伊賀の道の駅で粘ること2時間。。

今回もひとりひとりに声をかける作戦は上手く行かず、出口でのボードヒッチに切り替えることに。すると、30分ほどで一台の車が止まってくれました。

どうやら、ボードヒッチのほうが成功率は高いらしい。

オシャレなアンティークな雰囲気があるミッションのmini。運転手さんもこれまたオシャレでフリーでWEBデザイナーをやっているとのこと。名古屋での打ち合わせだったらしく奈良に帰るところだという。

「イケハヤさんのブログで取り上げられられたらPV数も結構跳ね上がってー」と、冗談まじりに話していたら。勝手にインカメで写メとられた。なんだったんだあれは。

イケハヤさんの話が出たので「クリエイターさんは地方でも問題ないですか?」と聞いてみると。

「田舎でやるようになってから、無駄な打ち合わせが無くなって余裕ができた」ということをおっしゃってました。「クリエイターは移住すべき派」らしいです。


この方もまた「大阪方面の車がつかまりそうな場所」を考えてくれて、その結果行き着いた先は「針T・R・S(テラス)」という道の駅。確かに車いっぱい停まってるけど...どこやねんここ!!

そして、若干不安になる。

WEBデザイナーのお兄さんとお別れをし、ひとまず情報収集に取りかかることに。その辺にいたオッチャンに「ここから神戸方面の車っていますかー?」と聞くと、それなりにいるんじゃないかということで、少しだけ安心する。

何も食ってなかったので腹ごしらえをして、ヒッチハイク開始。

ボードも書き換えて、開始。ちょっと丁寧に書いてみた。

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過去2回の経験を元に、ひとりひとり声かけ作戦は止め、しょっぱなからボードヒッチをすることにしました。

すると...ものの15分くらいで「神戸の手前までは行く」というおじさんが止まってくれたではありませんか。やっぱりボードの力恐るべし。

関西弁でも無口の方で、あまり無理矢理話して面倒がられてもしょうがないので、静かにしていました。ラジオから「阪神×ロッテ」戦が流れている。それを聞く初対面の関西人と千葉人。なんじゃこれ。

無口だったけど、話すと柔らかい感じで優しい人でした。刈谷まで行くということで、刈谷SAで降ろしてもらうことになった。のだが…先に言ってしまうとこれも失敗だったという。


■ 2度目の失敗。。

刈谷SAだと、山陽道に出る車がいないという事実が到着してから発覚。。1日で2度も同じような過ちを繰り返してしまった。。どうしようかと本気で悩んだ。一旦、下道に降りてICまで何かしらの手段で移動して、ヒッチハイクしなおそうかとも思いました。ぶっちゃけ電車を使おうかとも。。

しかし、下道に降りれるような場所が無かったので、その選択肢はそうそうに諦めました。

ガソスタのオッチャンに「山陽道に行くにはどうすれば?」と相談してみると、「京都方面に戻ったほうが良いんじゃないか?」とのこと。

確かに。これまでの経験をふまえると、ヘタに粘って戦うより、一旦戻ってストレートに行ける路線にいたほうが結果的に早く行けることになる可能性は高いです。

しかし、京都方面に戻るとなると、大きなSAは「大津SA」、ここは滋賀県にある琵琶湖のSA。

距離で言うと40キロくらい。滋賀県。かなり抵抗がある…が、悩んでいても仕方が無いので、ガソスタのオッチャンのことを信じてみることにしました。

もうあたりは暗くなってしまっていたので、ボードヒッチではなく、直接声をかけることに。さすがに疲れてぐったりしているところをたまたま通りすがった、坊主のさわやかな兄ちゃんに「ヒッチハイクで旅してるんですけど、京都方面いきますか?」と声をかけてみた。

「京都、行くよ」

おお、らっきー。大津SAまで乗せてもらうようにお願いをして、さっそく吹田を出発。

道中は、僕の島根行きの話に食いついてくれて「家族を大切にしろよー」と何度か言っていた。優しくて熱い兄ちゃんだった。サーフィンをするということで、江津にぜひ来てください!と、ちゃっかりPRしておきました。

なんどか、嫁さんからの電話があったのですが、どうやら昨日から建設現場での泊まり込みで家に帰ってないようで、心配のコールだったらしい。それを見て、家族は大切にしなきゃなと改めて思ったのでした。

そして今、大津SA。あまりにも居心地が良すぎて、ブログなんか書いてしまっている。果たしてそんな余裕はあるのか?!明日中に島根には到着出来るのか?!

そして、とにかく今日言いたかったのは、ヒッチハイクって奥が深いということ。これは後々ポイントをまとめてみることにしようと思います。

とりあえず…ねむい!!誰かねかせてくれ!!

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刈谷ハイウェイオアシスに到着しました!「ヒッチハイクで、日本を少ぉーし明るくしよう!」シェア・ヒッチ実施中です!

■ ヒッチハイク初体験!

ヒッチハイカーの聖地と呼ばれている東京インター前のマックからスタート。

ヒッチハイク初体験だったので、どうなることかと思いきや。なんと開始40分ほどで運送屋の社長さんとその奥さんの車に拾ってもらえるという。

しかも「これから豊田まで返るよー」って。ヒッチハイク初体験にして、一気に名古屋入り!ラッキーボーイとはこういうときに使うのか。

ということで、現在刈谷ハイウェイオアシスにてこのエントリーを書いています。

本当に運送屋の社長さんは気前の良い方で、海老名SAでご飯も奢ってくれたり、「今、名阪の集中工事だから」っていって先のプランを考えてくれたり、豊田に住んでるのにその先の刈谷まで送ってくれたという。

「島根にも遊びにいかなきゃな〜」って言ってくれて、最高に良い出会いだったのです。

感謝でいっぱいです。


■ しかし、まだまだ先は長い!

さてさて、ヒッチハイクの方はと言うと、目的地までまだ半分にも達していないというのが、中国地方恐ろしさ。目指すは12日の18時までに広島駅着。日が明けるまでに大阪を目指します!

そして、愛知在住の友人が、刈谷が地元だからって今から会いに来てくれるみたいなので、待機中。ちょっと仮眠しよ。

ヒッチハイカーを乗せたいと思っている人は結構いるんじゃないかなーと思った、感謝感謝の初日でした。


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